姉妹サイトERDEKids(イアードキッズ)の台湾華語(中国語)無料教具についてご紹介したいと思います。
今回は中国語すごろく2選–「感情管理すごろく」と「職業と生活すごろく」についてです。
中国語をある程度身に付いている子供(幼児~小学生)向けの教具になります。注音を読む練習にも役に立ちますのでかなりおすすめです★
【台湾華語無料教具①】中国語で遊ぶ「感情管理すごろく」
ERDEKids(イアードキッズ)の感情管理すごろくはゲームを通じて、子供が「気持ち」というものを認識・理解するとともに、負の感情に陥った場合の対応策を身に付いてほしいという思いから作成されたすごろくです。
別記事で渡辺弥生先生の「感情リテラシー」を引用させていただいたように、多くのひとと関わる長い人生のなかで、自分や他者の気持ちを気付くだけではなく、気持ちを調整する(マネジメントする)ことも大切です。
子供が小さければ小さいほど、まだ自分の感情をうまく表現・管理できないゆえに、(大人から見て)小さいことでぐずったり、暴れたりすることがありますよね。
そういう時に、いきなり「ほかの人のことも考えなさい!」「冷静になりなさい!」などを言ってもわかってもらえないはずで、発達とともに生活の中で少しずついろいろな感情とうまく付き合っていくを方法を身に付けるしかないと思います。
イアードキッズの感情管理すごろくは、小さい子供が感情を認識し、感情管理とりわけマイナスの気持ちと付き合っていくための方法を盛り込んだすごろくになります。
詳細の遊び方はすごろく上で記載しているルールを見て頂ければわかると思いますが、特筆したいところは、感情管理すごろくでは、負のマイナスに陥った際の対応策として、①カエルさんの呼吸法(小青蛙呼吸法)、②ポジティブ タイムアウト(積極暫停法)、③ホイール オブ チョイス(選擇輪)の三つの方法を取り入れているところです。
いろいろな感情管理のメソッドを調べて実際に我が子(5歳)とやってきたなかで、小さい子供でもこの3つの方法が有効だと実感しているところで、ぜひいろんな方に試していただきたいという思いから、子供向けのボードゲームに取り入れました。
3つの方法のやり方もとても簡単ですので、簡略に紹介します。
参考にしていただき、感情管理すごろくを楽しんでいただければ嬉しいです。
・カエルさんの呼吸法
ベースは深呼吸の実践です。子供が受け入れやすくするために、カエルさんを思い浮かべてもらって、カエルさんのように空気を吸うって(お腹を大きく膨らませて)、吐いて(お腹の膨らみを縮ませて)と新呼吸を繰り返す方法になります。
・ポジティブ タイムアウト(Positive Time-Out)
Dr. Jane Nelsenさんによって提唱されたポジティブタイムアウト法について、ざっくりと一言でいうと、負の気持ちと感じた物事から一時的に離れ、自分が好きな空間・物事を通じて気持ちを落ち付かせる方法です。おうちで実践する際に、特に重要なのは、事前に子供に自分の好きな空間を作ってもらうことです(養育者はその作りに手伝っても問題ないですが、アイディア考案などの主体は子供。親はあくまでも補佐役)。
感情管理すごろくにおいては、いきなり自分の空間を作るのは難しいと思いますので、ポジティブ タイムアウト カードのテンプレートを用意しました。ぜひ子供主体で子供自身のポジティブ タイムアウト カードを一緒に完成させてください。
ちなみに、Dr. Jane Nelsenさんが提唱するPositive Time-Outに関して、子供向けのご本人作の「Jared’s Cool-Out Space」という絵本があります。幼児でも理解しやすい内容になっていると思いますので、詳しく知りたい方ぜひ参考してみてください。
・ホイール オブ チョイス(Wheel of Choice)
ホイール オブ チョイス法は「チョイスの円」とも呼ばれ、マイナスな感情が表れた時にどのような行動を選ぶかを手助けしてくれる方法です。
感情管理すごろくでは、ホイール オブ チョイスのサンプルを用意していますが、本来なら子供自身に自分なりの選択肢を考えるほうが効果的だと思いますので、ぜひブランクの台紙を使ってお子さんに寄り添いながら負の気持ちに陥った際の対応策を考えてみてください。
「チョイスの円」参照先:【子育ての科学】子供を「叱る」のは意味がないって知ってた? | 最高の子育てベスト55 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
【台湾華語無料教具②】キャリア教育につながる「職業と生活すごろく」
ERDEKids(イアードキッズ)の職業と生活すごろくはキャリア教育を念頭に置き、職業への理解と生活にまつわる金銭感覚を養うためのすごろくです。
「ライフキャリアの虹」(The Life Career Rainbow Model)というキャリア発達論を提唱したDonald E.Super(D.E. スーパー)によると、人は生まれてから、生涯にわたって果たすべき複数のライフロール(役割)があります。
ライフロールとは、子供や学生、市民、労働者、配偶者、親、家庭人、余暇人、年金生活者などで、ライフステージによって変化していくものです。また同じ時期に複数のライフロールを持つこともあります。
そんな中で、多くの人は生涯において労働者(職業人)として長い時間を過ごすこととなり、そのため一人ひとりの職業観や勤労観はどのような人生を送るのか、すなわち自分らしい生き方・自身のキャリアに深く関わります。
子供が小さいければ小さいほど、社会とはというものなのか、人と協働することの意味を理解できないと思いますが、キャリア発達の視点からみると、人は生涯にわたって社会との相互関係のなかで自身が期待される複数のライフロールを統合して自分らしい生き方を展開していくことになるので、小さいうちに社会認識や自己理解を深めることが大切です。
職業と生活すごろくは、幼児でも分かりやすいキャリア教育のツールとして作られました。キャリア教育の入り口として、すごろくを遊ぶなかで、世の中でどのような職業があるのか、働くことによって得られた報酬(お金)は生活にどのように役に立つのかということを子供に体感してもらえると思います。
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