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【小学生向け】海外で受講可能の日本語通信教育

おうち知育

海外で子育てをしていると、現地語の習得と同時に、「日本語力をどう維持・伸ばしていくか?」という問題に直面する家庭は少なくありません。特に小学校低学年の時期は、言語能力がぐんと伸びる一方で、日常生活の中で日本語を使う機会が少ないと、驚くほど早く語彙力や読解力が衰えていきます。

海外在住で子どもの日本語力をどう維持するか。
これは、私自身が直面した大きな課題でした。

昨年夏から今年春までの約8か月間、上の子の中国語(繁体字、台湾華語)教育のため、一時的に台湾に滞在し、子どもは台湾の公立小学校に通いました。

  1. 子どもの成長スピードに驚いた台湾での学校生活
  2. 一方、台湾生活で見えた「日本語力低下」の現実
  3. 海外在住でも受講できる日本語通信教育をスタート
  4. 【小学生向け】海外で受講可能!日本語通信3教材の比較:名探偵コナンゼミ vs ブンブンどりむ vs スマイルゼミ
  5. 【実体験談①】海外で受講可能!小学生向け日本語通信教育:名探偵コナンゼミ
    1. 名探偵コナンゼミを選んだ理由
    2. 名探偵コナンゼミの特徴と内容
    3. 名探偵コナンゼミ海外在住者の利用での工夫
    4. 名探偵コナンゼミ体験談コメント
  6. 【実体験談②】海外で受講可能!小学生向け日本語通信教育:ブンブンどりむ
    1. ブンブンどりむを選んだ理由
    2. ブンブンどりむの特徴と内容
    3. ブンブンどりむ海外在住者の利用での工夫
    4. ブンブンどりむ体験談コメント
  7. 【実体験談③】海外で受講可能!小学生向け日本語通信教育:スマイルゼミ
    1. スマイルゼミ(小学生コース)を選んだ理由
    2. スマイルゼミ(小学生コース)の特徴と内容
    3. スマイルゼミ(小学生コース)海外在住者の利用での工夫
    4. スマイルゼミ(小学生コース)体験談コメント
  8. 【おまけ】気になる・・・海外で受講可能!小学生向け日本語通信教育:きっずゼミ
    1. きっずゼミの特徴と内容
    2. 海外在住者の利用での工夫
    3. 体験してみたい理由
  9. まとめ:海外生活でも、日本語の力は続けられる!

子どもの成長スピードに驚いた台湾での学校生活

台湾に戻った当初、日本の学年で小学1年生だった上の子は漢字の宿題に苦戦し、わずか1〜2文字書くだけでも、机に向かうのを嫌がっていたほどでした。

ところが、台湾の小学校で毎日「聞いて」「話して」「書いて」「読んで」を繰り返す中で、半年もしないうちに2〜4ページの漢字をすらすらと書けるようになりました。

最初は親子とも不安でいっぱいでしたが、学習環境が整っていると、子どもは自然とそこに順応し、言語を「学ぶ」から「使いこなす」段階へと一気に成長していくことを実感しました。

子どもの適応力、そして「学習環境の力」に本当に驚かされました。

一方、台湾生活で見えた「日本語力低下」の現実

一方で、日本語環境が極端に少ない生活が続くことで、日本語力が目に見えて低下していることにも気づきました。

  • 日本語の本を読みたがらなくなった
  • 会話の語彙が少なくなり、文がシンプルになった
  • 音読がたどたどしくなる

さらには「日本語ができないから、日本にいるお父さんとLINE通話したくない」という状態になっていました。

我が家では日本に帰国後、日本の公立小学校2年生に復学する予定だったため、「このままでは授業についていけなくなるかも…」という不安が徐々に強くなっていきました。

海外在住でも受講できる日本語通信教育をスタート

そんな中で検討したのが、海外からでも受講可能な小学生向け日本語の通信教育です。

台湾生活5か月目から、日本語の補習として小学生向け通信教育を取り入れることにしました。教材選びにあたって重視したのは以下のポイントです。

  • 海外からでも受講可能
  • 子どもが興味を持てる内容
  • 日本語(読解・作文・語彙)をバランスよく学べる
  • 日本の学年に対応している

今回は、実際に我が家で試した日本語の通信教材3選+気になる1教材について、それぞれの特徴や使ってみて感じたことを詳しく紹介します。

【小学生向け】海外で受講可能!日本語通信3教材の比較:名探偵コナンゼミ vs ブンブンどりむ vs スマイルゼミ

我が家が試した海外在住で利用可能な日本語通信教材は、名探偵コナンゼミ 、ブンブンどりむ、スマイルゼミです。

名探偵コナンゼミ

ブンブンどりむ


スマイルゼミ


教材形式印刷可能PDF紙+添削課題タブレット
対象教科国語・算数国語(読解・作文)国語・算数・理科・社会・英語
海外対応可(海外在住者向けプラン有)可(郵送&添削返送が必要)可(ネット環境が必要)
子どもの反応・コナン好きには◎
・ゲーム感覚で楽しめる
書くことに慣れるまで時間は必要だが達成感大自動採点&ごほうびゲームでやる気UP
学習サポート問題ごとに保護者向けに「問題のポイント」、「声かけアドバイス」等の詳しい解説有


■学習ガイドブック有
・学習ガイドブック(保護者向け)
・はじめてガイドブック(子ども向け)
■添削で個別フィードバック
■週次の進捗管理レポート有
■保護者自身で学習内容の設定変更定が可能



我が家の評価★★★★★★★★★☆★★★☆☆

では、それぞれの日本語通信教材の特徴と我が家の体験談を詳しく紹介します。

【実体験談①】海外で受講可能!小学生向け日本語通信教育:名探偵コナンゼミ

コナンゼミ
名探偵コナンゼミの思考力、複合教科問題

名探偵コナンゼミを選んだ理由

海外に暮らしていると、日本の学校と同じような学びを継続することが難しいと感じる場面があります。特に、国語や算数などの基礎学力の維持は、意識して取り組まなければどんどん差が開いてしまいます。

その中で私たちが選んだのが、「名探偵コナンゼミ」(コナンゼミ(動画)/小学生向け)です。

選んだ大きな理由のひとつは、国語・算数の総合問題が充実している点。単なるドリル的な反復ではなく、思考力を問う問題や読解型の出題が多く、学びの深さが感じられます。

また、我が家では、将来的に都立中高一貫校の受験も視野に入れているため、今の段階から論理的に考える力を養っておきたいという思いもありました。その点、「名探偵コナンゼミ」は、単なる基礎固めにとどまらず、応用的な思考にもつながる内容が魅力でした。

名探偵コナンゼミの特徴と内容

名探偵コナンゼミの特徴と内容について特筆したいこと:

  • 国語・算数を中心に、基礎学力をしっかり育成
  • 特に力を入れているのが、読解力・論理的思考力・推理力
  • 学年別教材のため、学校の進度にある程度合わせやすい
  • 毎月届く教材はボリュームがあり、繰り返し学習にも対応

「名探偵コナンゼミ」は、小学館が提供する通信教育で、アニメ『名探偵コナン』のキャラクターと一緒に学べるエンタメ性のある教材です。ただしその中身は、しっかりとした学習設計に基づいた本格的な内容です。また、教材は紙ベースなので(海外在住プランはPDFのみとなり、自宅でプリントアウトが必要)、タブレット学習とは違って、書く力・書き順・文字の定着を重視するご家庭に向いています。

名探偵コナンゼミ海外在住者の利用での工夫

名探偵コナンゼミには、海外在住者向けに「PDF教材のみプラン」が用意されています。これは、教材を紙で送ってもらう代わりに、データ形式で受け取って、自宅で印刷して利用する方法です。

このプランを利用する際には、家庭用プリンターの準備が必要になりますが、送料や配送の遅延を心配せずに済むため、海外生活との相性は非常に良いと感じました。

我が家では、教材を毎月印刷し、バインダーにまとめて使用。終わったページにはシールを貼るなどの工夫をすることで、モチベーションも維持できています。

名探偵コナンゼミ体験談コメント

海外で学び続ける上で、「日本語を読む・書く習慣をどう維持するか」は大きな課題です。
名探偵コナンゼミは、我が家で使っているいくつかの教材の中でも、“日本語のベーシック力”を保つための軸になる教材です。

特に良いと感じているのは、紙ベースでひらがな・カタカナ・漢字を書けることです。
タブレットやデジタルだけでは身につきにくい「書く感覚」をキープできるのが、名探偵コナンゼミの強みだと思います。

迷ったときには、まず探偵コナンゼミからスタートしてみるのをおすすめします。


🌱名探偵コナンゼミの公式サイト👉👉👉コナンゼミ(動画)/小学生向け

【実体験談②】海外で受講可能!小学生向け日本語通信教育:ブンブンどりむ

ブンブンどりむの2025年4月号教材と返送課題シート

ブンブンどりむを選んだ理由

台湾の学校に通う中で、子どもの日本語力、特に「書く力」の低下が少しずつ気になってきました。そこで、「作文や表現力を強化できる教材」を探したところ、出会ったのが「ブンブンどりむ」でした。

特に、添削指導がある点が魅力です。

「誰かに伝わるように書く」ことを意識できるのは、海外でも貴重な経験だと感じ、また将来的に都立中高一貫校の入試に備え作文を強化した方が良いと思い、導入を決めました。

ブンブンどりむの特徴と内容

ブンブンどりむの特徴と内容について特筆したいこと:

  • 毎月、テーマに沿った作文課題が出され、プロの添削指導が受けられる
  • 作文・読解・表現の力を段階的に育てる構成
  • 「書く力」だけでなく、考える力・まとめる力・表現する力をバランスよく育成
  • 読書の習慣づけや、文章を構造的にとらえる訓練にもなる

特に小学校低学年でまだ作文に慣れていない子にとって、徐々に、スモールステップで学んでいけるので、低学年からでも使いやすい教材です。また、教材自体が説明文がマンガ風となっているので、長文の読みに苦手意識がある子の苦手意識を減らすためにもおすすめの教材です。

ブンブンどりむ海外在住者の利用での工夫

ブンブンどりむはサービス自体は海外への教材送付が対応しているため(海外郵送のための加算料金設定有)、我が家の場合は、特にこれといった工夫はありませんでした。

ちなみに、ブンブンどりむの海外受講費には提出課題シート等を返送する際の郵送料等が含まれていますので、課題返送時の負担が少ないです。

ブンブンどりむ体験談コメント

台湾滞在中、我が子は日本語の本やドリルにはあまり主体的に取り組もうとしませんでした。そんな中でもブンブンどりむのマンガ風テキストには興味を持ち、一人でも自発的に学習に取り組むことができました。

また、課題を提出することでポイントシールがもらえ、集めたポイントで景品と交換できる仕組みも、子どもにとって大きなモチベーションになっています。日本に帰国した後も、「景品が欲しい!」という気持ちから、ブンブンどりむを継続しています。

ブンブンどりむを通して、言葉で考えを伝える力がしっかりと育まれている実感があります。日本語力の維持・向上は、将来的なコミュニケーション力の土台にもなりそうですし、作文力が問われる受験や読書感想文の対策としても心強い教材だと感じています。


🌱ブンブンどりむの公式サイト👉👉👉ブンブンどりむ
ブンブンどりむは無料体験キットがあるので、気になる方はまずWEBから無料体験キットを申し込んでみてください^^
       

【実体験談③】海外で受講可能!小学生向け日本語通信教育:スマイルゼミ

スマイルゼミ 小学生
バランスよく出題されるスマイルゼミの「きょうのミッション」

スマイルゼミ(小学生コース)を選んだ理由

「台湾の現地校の宿題に加えて、日本語学習まで手を回すのは大変だろう…」と、台湾に戻る前にそう思っていました。そんな中で、なんとなく台湾にいながらも日本語の学習環境を作りたいと思い、辿り着いたのが「タブレット1台で自動で学習できる」スマイルゼミ(小学コース)でした。

スマイルゼミに関しては、我が子が年長コースを使ったことがあり、その時は内容が易しかったから最終的に解約したのですが、今回は、親の負担が少なく、子どもがひとりで完結できるという点から、小学生コースを1年学年上で契約しました。

スマイルゼミ(小学生コース)の特徴と内容

スマイルゼミ(小学生コース)の特徴と内容について特筆したいこと:

  • 国語・算数・英語・理科・社会など主要教科を網羅(通学校が使う教科書通りに設定可能)
  • 専用タブレットによる学習で、自動採点・音声読み上げ・書き順チェックなど機能豊富
  • ごほうびゲームやキャラ育成要素で、子どもが継続しやすい設計
  • 漢字や作文の練習も、デジタルペンで自然にできる
  • 教科の他に、コアトレという機能で、国語・算数の無学年学習ができる

特に、不定期のイベント開催もあるので、我が子にとってスマイルゼミを使うモチベーションとなったようです。イベントが開催される期間にやったらスマイルゼミを使う・・という感じでした。

スマイルゼミ(小学生コース)海外在住者の利用での工夫

スマイルゼミは専用端末が必要ですが、その専用端末の海外発送は対応されていません

このことを事前に知っていたため、台湾に渡航する前に、日本国内にいる間にスマイルゼミの入会を行いました。日本の自宅に届いた専用端末をそのまま台湾に持っていき、Wi-fiに接続すれば利用できました。

スマイルゼミ(小学生コース)体験談コメント

スマイルゼミを取り組む際に、「今日は何問クリアしたらゲームできる?」という感覚で、子どもが自分でペースを考えながら進めていました。教科書の出版者を自分で設定できるので、海外でもできるだけ「日本の教科書の流れ」をキープしたい家庭にはおすすめです。

ただ、時には「ごほうびゲームをしたい」という思いから、問題を考えずに当てるだけやっている姿も見られました。スマイルゼミだけではなく、デジタル教材全体に言えるデメリットだと思いますので、そういう時は親からの注意が必要かと思います。


🌱スマイルゼミ小学コースの公式サイト👉👉👉小学コース
スマイルゼミは無料資料請求ができるので、気になる方はまずWEBから無料資料を請求してみてください^^
 

【おまけ】気になる・・・海外で受講可能!小学生向け日本語通信教育:きっずゼミ

おまけに、個人的に気になる海外在住でも受講可能の「きっずゼミ」を紹介したいと思います。

きっずゼミは、「毎日の添削つきプリント学習」が特徴とした通信教育で、毎日海外で暮らしながら、日本の学習習慣や国語力をしっかり身につけさせたい方にとって使いやすいものだと思います。

台湾から日本に帰国する直前に見つけたものですので、実際には試していませんでした。詳しい体験コメントができませんが、自身の備忘録として綴りたいと思います。同じ悩みがある方のご参考になれば嬉しいです。

きっずゼミの特徴と内容

きっずゼミの特徴と内容について特筆したいこと:

  • 毎日プリント提出 → 毎日添削で習慣化しやすい
  • 目安に3回同じ間違いがあった時でオンライン個別指導のサポートあり
  • PDF教材配布&スマホで提出OK、紙でしっかり書いて覚える学習
  • 対象は幼児~中学生、幅広い学年対応
  • 取り組む教科数に応じた料金設定

とくに「毎日誰かが見てくれる」環境が、子どものやる気を自然に引き出してくれそうです。

海外在住者の利用での工夫

  • 教材はPDFでダウンロード、現地プリントでOK
  • プリントの提出は写真でLINEやメール送信
  • 添削は翌日返却でテンポよく進められる
  • 海外追加料金なし、日本の学年カリキュラムに沿った内容

海外でも日本とほぼ変わらない学習環境をつくることができます。

体験してみたい理由

今後、もし我が家が再度日本を離れて暮らす機会があれば、きっずゼミを試してみたいと思います。使いたいと思う理由としては、添削中心で基礎や勉強姿勢を丁寧に固められること、問題の間違いへの個別フォローがあり日本人先生と1対1の会話ができることから、大きな安心材料があると思っています。学力を維持しながら、実際に日本人と会話の機会が少ない海外で、家族以外の日本人先生と学校の勉強について話せることが、日本語力を維持する面にも役に立つと思います。

まとめ:海外生活でも、日本語の力は続けられる!

海外で生活する中で、子どもに日本語をどうやって続けさせるか。
これは本当に悩ましい問題ですが、今はさまざまな通信教育サービスが充実しているので、環境を整えさえすれば、しっかり継続できると思います。

我が家も試行錯誤の連続でしたが、結論として「無理せず・楽しく・日本語に触れる環境」が大切だと思います。もし同じような悩みを持っている方がいたら、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。


《参考》
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