下の子が1歳半過ぎてから発話する単語が増えて、最近は新しい単語をすぐ真似したり、2語の単語を繋げて文を作ったり、歌を唄ったり、なんだか言葉習得の爆発期に入った模様です。
この敏感期において、できるだけ英語を多く覚えてもらいたいと思い、おうち英語の取り組みを意識的に増やしています。
バイリンガル育児で0~2歳のおうち英語取り組みと言えば、リスニング中心だと思います。
乳幼児に対しておうちでできる英語リスニング活動が多様で、英語の音がでるおもちゃでの遊びや、英語のうたかけ流し、英単語や文でのはなしかけ、絵本の読み聞かせなど、小さいな取り組みであっても積み重ねると大きな効果になると思います。
上の子(7歳、日英中(台湾華語)のトリリンガル)の成長過程を見てると、バイリンガル/トリリンガルを育てるために、焦らず、子どものペースに合わせて取り組めば一番だと確信しており、下の子も子供のペースで小さいな取り組みを中心に育ています。
0~2歳のおうち英語リスニング活動に役に立つアイテム・教材で下の子(1歳)が気に入っているものを中心に紹介したいと思います。
【0~2歳のバイリンガル育児グッズ① おもちゃ】日/英:BabyBus はじめてのおしゃべりバス
0~2歳の乳幼児向けバイリンガル育児おもちゃとして、ジャパンベビーバス発売の「BabyBus はじめてのおしゃべりバス」が子どもの受けが良いと思います。
BabyBus はじめてのおしゃべりバスの特徴としては、計150枚のカードで、多くの単語(日、日英)や歌(日本語のみ)を学習できるというところです。
日台結婚の我が家は通常は日本で暮らしていますが、上の子に台湾の小学校を体験してもらいうために、期間限定で半年間は台湾で生活しています。台湾で生活しても1歳の下の子のために日本語がある環境を作りたく、バイリンガルおもちゃBabyBus はじめてのおしゃべりバスを購入しました。
1歳の子がBabyBus はじめてのおしゃべりバスを予想以上にハマっていて、寝る前に遊ぶことが定例になっています。特に歌(日本の童謡とベビーバスの動画で出る歌で計43曲収録)が気に入っているようで、歌カードを遊んだり、音楽モードでかけ流しながら眠りに入ることも多いです。
また、BabyBus はじめてのおしゃべりバスは乳児でも持ちやすいサイズなので、コンパクトで、旅行などに持ち運びやすく車での移動の際にとても役立ちます(音が割と大きい方だと思いますので、フライトでの使用は控えました…)。
BabyBus はじめてのおしゃべりバスは手軽に入手できるおもちゃで、日英バイリンガル育児の初心者におすすめです。ただ、付属カード150枚のうち、英語が学べるものが93枚(日英単語67枚、アルファベット26枚)で、歌が日本語のうたのみです。BabyBus はじめてのおしゃべりバスはバイリンガルおもちゃですが、すべてのカードから英語を学べるものではないことは注意点です。
【0~2歳のバイリンガル育児グッズ② 音声あり教材】おうち英語:Jolly Songs (ジョリーフォニックス)
おうち英語といえば、欠かせないのがフォニックス(Phonics)の学習かと思います。バイリンガル育ちでフォニックス学びを取り入れる際に、おすすめする教材はジョリーフォニックス(Jolly phonics)の「Jolly Songs」(付属CD有)です。
※(参考)
ジョリーフォニックスに関して日本語の解説が欲しい方にははじめてのジョリーフォニックス ―ティーチャーズブック―(日本語表記)がおすすめです。※付属CDに基本音42音とJolly Songsが収録されています
そもそも、フォニックスとは何か。一言でいうと、フォニックスとは、英語の読み書きのルールです。英語には、ほとんどの単語は規則性があり、英語の文字(綴り字)と発音の間のルールを表すのがフォニックスです。
我が家は上の子が3歳半ごろからおうち英語でフォニックス学びをはじめました。
”フォニックス音ってなに?”というところからはじめ、色々と試行錯誤しながら、フォニックス音を慣れてもらい、フォニックスルールにの沿ったBlendingの練習を重ね、Tricky WordsやAlternativesを覚えてもらって、7歳になった今は一人で綴りを間違わずに文を書くことを練習する山場にいます。
上の子とおうちでフォニックス学びを取り組んできた過程において、感銘したことは、英語非ネイティブの家庭でおうち英語でのフォニックス学び成果を出すために、小さい子供が、ストレスなく、楽しく、練習を継続できるように工夫することが大切ということです。上の子のフォニックス入門学習においては、イギリス発の定番フォニックス教材のジョリーフォニックスのおかげで、楽しくフォニックス学びを受け入れてくれたと実感したため、下の子は0歳からジョリーフォニックスを触れさせています。
ジョリーフォニックス学びの一番の特徴は、フォニックス基本音を歌(Jolly Songs)とアクションで覚えることであり、まだ言葉が未熟で五感に頼って学ぶ0~2歳の乳幼児にとっては最適な教材といっても過言ではないです。小さい子供のためのおうちフォニックス取り入れ方は別記事でまとめたため詳細を割愛しますが、0歳~2歳のうちは、とりあえず、”楽しく、少しずつ、焦らず”に遊びのなかでフォニックス基本音を覚えたり、CVC単語を触れさせて英語の語彙量を増やせることにフォーカスすれば良いと思います。
ちなみに、下の子のジョリーフォニックス学びは以下のようにゆる~くっやっています。ゆっくりですが、1歳の子は現時点では、Jolly Songsの本を自分で取ったり、a/t/shなどのフォニックス音の音/アクションを自分でやったり、フォニックスの無料プリントや服の上にかかれたアルファベットを見ると指差しながらabcを言ったり、なんだか、フォニックスとアルファベットに対して少しずつ認識できている模様です。
🍁我が家のジョリーフォニックス学びの取り組み(0~1歳)🍁
- 0か月~
音声ペンにJolly Songsを入れて、親主導でJolly Songsをかけ流したり、特定のフォニックス基本音の歌をアクションとともに教える - 4か月~
一人で安定して座れるようになってから、手が届けるところに音声ペンを置き、親主導or子どもが音声ペンに手を出したときに、ジョリーフォニックスの遊びを取り入れる(Jolly Songsのかけ流し、特定フォニックス音/アクションの学びなど) - 10か月~
自分で音声ペンを使って音声シールにタッチしようとする姿がよく見られるようになってから、フォニックス遊びのタイミングは基本子ども主導にし、どのフォニックス音/アクションを学ぶかは親主導で決める(しかし、この時期は音声ペンを使ってあちこちをタッチするのがとっても好きでしたが、音声シールだとピンポイントでタッチしないと音声がでないので、音声ペンの操作には補助が必要だった) - 1歳過ぎ頃~
一人歩きが上手になって、あちこちに歩いていろんなものを触るのが好きな時期にはいってから、音声ペンだけではなく、ラジオの近くにJolly SongsのCDを置き、好きなタイミングでCDをかけてもらい、その時にフォニックス基本音を教えることも取り入れる - 1歳9か月~
自分で音声ペンを使って正しく音声シールにタッチできるようになったら、フォニックス遊びのタイミング、どのフォニックス音を学ぶかは基本子どもに委ねる。あまりにも同じフォニックス音の歌しか聞かない時には、他のものをタッチするように親が誘導する
【0~2歳のバイリンガル育児グッズ③ 英語学習アプリ】おうち英語:トド英語(TODO ENGLISH)
日英バイリンガル育児において、おもちゃや教材、絵本の他に、英語学習アプリも手軽に活用できるリソースの1つです。我が家の1歳の子が気に入る子ども向け英語学習アプリはトド英語(TODO ENGLISH)です。
トド英語は、アメリカのカリキュラムをベースにした子ども向け英語学習アプリで、3,500個以上の学習コンテンツ、500冊超えのデジタル絵本、300本超えの学習動画が揃える英語学習アプリです(iOS, Android対応)。
トド英語の特徴としては、①ゲーム軸での学習(Mini Games)、②豊富な動画(Videos)・絵本(Books)コンテンツ、③明確なレベル分け(A~Zの26レベル)です。
我が家の場合、下の子のトド英語利用に関して現時点ではトド英語を1日最大10分まで利用とし、1歳半まではMini GamesとBooksを中心に使っていました(0~1歳半頃のトド英語活用策)。1歳9か月頃で一日の発話が爆増し新しい言葉がすぐ吸収する時期になってからVideosも活用しています。おうち英語環境作りにおいて、トド英語のような英語学習アプリが本当にいろんな手間を省けると実感しています^^
ただ、英語学習アプリが便利だといっても、0~2歳の年齢でタブレットや動画利用を控える家庭も少なくないと思います。
我が家は上の子の乳児期において家庭内で英語ネイティブの音声がある環境を作る際は音声ペン・おもちゃとCDに頼り切ったほど、乳児のタブレット利用にだいぶ抵抗感がある家庭です。下の子にトド英語アプリを触れさせたり、動画まで見せるのは正直抵抗感があり、それゆえに一日の使用時間や一人には見せないなどのポリシーを必ず守っています。
0~2歳の乳児にタブレットを利用させたくない私はなぜ下の子に英語学習アプリのトド英語を使わせているのか。トド英語の学習動画(Videos)の特徴を踏まえ、下の子にトド英語を使わせる理由を触れたいと思います。
🍀トド英語の学習動画(Videos)の特徴🍀
- トド英語学習動画のタイプ
①アニメーション、②本物(人や実物が入る)動画の2タイプあり - トド英語学習動画の長さ
1分未満~5分過ぎ程度のものが中心 - トド英語学習動画の言語
①All Englishの動画、②日英バイリンガル動画の2タイプあり
我が家の場合、1歳の子どもに見せるトド英語の学習動画は、人・本物が出る1分未満のAll Englishの動画が中心です。
なぜノンフィクションの短い動画を中心に使っているのか。
下の子の月齢がまだ小さいことを考慮してトド英語を一日最大10分の利用というポリシーを決めた中で、①10分以内の制限のもとで学習動画、ミニゲーム、絵本もバランスよく利用したい思いと、②効率的に英語の耳を育てたい、③本物に触れる教育を実践したい、といった観点から総合的に考えた結果です。
トド英語の動画は、短い動画であっても、各々の動画のテーマが明確で、初心者向けの動画は学習するフレーズ・文法もはっきりしていて、簡単なフレーズや文が繰り返し出るという特長があります。短い時間のなかで、言葉を学び始める乳児にとっても聞き取れやすく、真似しやすいため、1歳児に見せるメリットを大いに感じています。
実際に1歳の子の反応を観察してみると、トド英語の学習動画を見る際に、何かしら楽しく真似して発話する姿がよく見られます。また、10分内で1~2つのミニゲーム、1~2つの学習動画(もしくは1つの動画を繰り返し流す)、と1冊程度のデジタル絵本を触れることができて、ちょうど飽きはじめるごろに時間切れになりますので、時間的に丁度良いと思います。親にとっても毎日たっだ10分の付き添いでアプリで出てきた単語や文を使って補助的に話しかけるだけで、だいぶ子どもの成長を身に感じます。
子どもの特性により個人差があるかもしれませんが、我が家の場合は、おうち英語環境作りにおいて、トド英語を活かすことが効率よく感じていますので、0~2歳の家庭におすすめします。
ちなみに、トド英語の長い動画は日本語と英語を使うバイリンガル動画が多いです。バイリンガル動画のメリットとしては、母国語がある程度できている子どもに対して、普段触れる機会が少ない海外文化などを詳しく説明できるところです。内容はとても深みがあるものが多く、知育などにおいても役に立つと思います。
【0~2歳のバイリンガル育児グッズ④ 読本】おうち英語: National Geographic Readers
0~2歳の乳幼児向けのバイリンガル育児におすすめしたい英語読本は、科学誌として知られるナショナルジオグラフィック誌の子どむ向けnonfiction(ノンフィクション)読本「National Geographic Readers」です。
National Geographic Readersの内容が動物・植物などの自然から、人々の暮らしにかかわる科学、世界史、偉人伝まで幅広い分野をカバーしていて、レベル分けが①Pre-Reader(2-5歳、Ready to read)、②Level 1(3-8歳、Co-reader)、③Level 2(4-9歳、Starting to read)、④Level 3(6-12歳、Fluent reader)となります。
レベル | 対象者 | 特徴 |
Pre-reader | 2-5歳、 Ready to read | ・1冊につき40~150語 ・1ページにつき”Wake up, zebra.”のような平易な単語で構成された文が1行程度だけ使うことが特徴。 ・英語を学び始める子どもや、一人読みを始めたばかりの子どもにとって分かりやすい |
Level 1 | 3-8歳、 Co-reader | ・1冊で400~700語程度 ・1ページにつき短い段落1つで構成される(Pre-Readerの1ページに文が1行のような構成からレベルアップ) ・ただ、それほど難しい単語は使っていない |
Level 2 | 4-9歳、Starting to read | ・1冊あたりの語数がLevel 1よりさらに語数が増え、1000語超えの読本もある ・単語のレベルはLevel 1とそれほど差がない ・短い章立てとなっているため、長文を一気に読む必要がなく、子どものペースで1日1章など切りよく、少しずつ進めていても問題ない |
Level 3 | 6-12歳、Fluent reader | ・1冊あたりの平均語数は2000~3000語 ・テーマに対して深堀した内容であるため、読み手側の理科や歴史などに対して持つ知識量によって感じる難易度の個人差が出やすい ・前のLevel と同じく、短い章立てとなってる |
我が家のNational Geographic Readersの活用方法としては、1歳の子にLevel 2、7歳の子にLevel 3を購入しました。
”1歳の子にとってLevel 2は難しすぎない?”と思われるかもしれませんが、個人的な感想としては”いいえ”です。なぜなら、National Geographic Readersは、どのレベルでも鮮やかな写真をたくさん使っていて、子どもが写真だけ見ても楽しめることができるからです。また、Level 2の1段落でなくても、そのうちの簡単な文を少し選んで子どもに話しかけるだけでも言葉をインプットすることができます。
実際に1歳の下の子は、National Geographic Readers Level 2のPenguins、Monkeys、Tigers、Night Sky、Level 3のRobotsをとても気に入っています。Level 2が1冊で約30ページ、Level 3が1冊で約50ページとなっており、さすがに1歳児はそこまで集中力がないため、私はいつも1回数ページ、1日1~3回、という感じで少しずつNational Geographic Readersを読み聞かせています。1歳の子がスムーズに1章(1~3ページ)を最後まで静かに聞き終えるときも、気になる写真だけみて何かしら喋り始めてからどこかに行ってしまうときもありますので、National Geographic Readersの読み聞せは少しずつ、焦らずでやれば良いと思います。それだけでも、1歳の子がNational Geographic Readers表紙の動物たちの目を指差しながらeyesを言ったり、動物の赤ちゃんを示すページを開いてbabyを言ったり、Night Skyの本を取って中国語の”きらきらひかる~”を歌ったりなど、親側の努力を積み重ねれば何かしらのアウトプットができている模様です。
ちなみに、National Geographic ReadersのPre-readerの文は短く、リズムも良いので、英語を学び始める子にぴったりですが、我が家がLevel 2から始める理由は、自宅にすでに上の子が使っていたPeppa Pig Phonics Set(12冊セット)、Curious George Curious About Phonics Set(12冊セット)などの初心者向け読本が多くあるため、レベルが易いものを購入することは不要だと判断したためです。おうち英語を始めたばかり、もしくは、これからおうち英語を始めたい方など家にシンプルな読本がまだ揃えていない方には、Pre-readerから始めても良いかもしれません。
《参考》
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