もうすぐ年長さんになる我が子は、自立心が増したためか、最近色々な場面で自分の考えをはっきり結言ってきたり、反抗して怒ったりします(5歳の反抗期?)
小学校受験を既定路線で考え、ただ一方で英語・中国語の学びも重視しているため、小さい頃からゆる~く受験勉強(主にプリントと工作対策)をやってきました。そろそろ本格的に小学校受験勉強を強化しようと私が思ったところ、子供が「(受験内容で)ペーパーテストがある学校は受けたくない」と言いはじめました(汗)
なぜなら、「書くことが多いから好きじゃない」とのこと。
いまさら?と戸惑いましたが、確かに、幼児に対して長時間で座ることを求めたうえでペンを使った問題を問うこと自体は、子供の自然な発達に合ってないよねー、と子供との会話で気づきました。
幼少期で本人が望まないことを強いてやらせてもそこまで意味がなく、我が家の小学校受験が不透明となりましたが、これまで私の頭の隅にあった中学受験に備える準備が大切になってきたと思い、最近いろいろと情報収集しています。
中学受験勉強のコスト面や気軽に始める面から考えると、我が家にとってやはり通信教育のほうにメリットを感じています。自分のメモ書きをかねて中学受験に対応する小学校の通信教材について綴りたいと思います。
【中学受験に備え】小学校通信教材の選び
中学受験に向けて通塾の方が多いではないでしょうか。
我が家ではできれば子供が小学校に上がってからも幼少期のおうち英語・おうち中国語取り組みで培ってきた力を維持・向上してほしく、極力学校以外の通学を控えたいと考えているため、通信教育しかいまのところ考えていません。
中学受験に備え、様々の小学校通信コースがあるなかで、我が家にとって良さそうな小学校通信教材ベスト3はSAPIXのピグマキッズくらぶ、Z会の小学生向け通信コース、ベネッセの進研ゼミ小学校講座です。
このベスト3を絞った背景は、5歳の子供が現時点で始められる中学受験対応の小学校通信教材を選ぶことが大前提で、子供との発達・相性やコース内容、コストなどを踏まえ検討しました。
それぞれの家庭の事情が異なるため、一概には言えないと思いますが、我が家にとってのベスト3の小学校通信教育を詳しくご紹介します。
【中学受験に備えた小学校通信教材①】ピグマキッズくらぶ
我が家にとっての中学受験に備えた小学校通信教材ベスト1は、サピックス(SAPIX)の通信コースピグマキッズくらぶです。
ピグマキッズくらぶの毎月の教材(国語、算数のみ)はとてもシンプル。
(子供向け)
・メインテキスト1冊(国語、算数を合わせて)
・国語テキスト朗読CD
・算数補助教材(*テキスト内容に合わせて補助教材がない月もある)
・わくわくパワードリル1冊(国語、算数を合わせて)
・添削問題プリント1枚
・わくわくシール
(親向け)
・学習指導書
・サピックス進学誌さぴあ
我が家にとって、ピグマキッズくらぶは中学受験に備えた小学校通信教材ベスト1と絞った一番の理由は、幼児の通信コースとして使ったこぐま会とサピックスの提携教材モコモコゼミの質が高く、子供との相性がとても良かったためです。
実際にピグマキッズくらぶの1年生の試し教材を請求してみると、思考力と記述力重視で総合的な応用力を問う問題が中心で、幼児でも馴染めやすいキャラクターや絵で出題されている感じでした。
ピグマキッズくらぶの試し教材を見た瞬間、5歳の子供がオリジナルキャラクター「ロイ」と「メイ」を気に入ってたようで(笑)、早速国語と算数の問題を一緒にやってみたところ、子供が問題なく楽しく設問を解いていました。
やりたい!気持ちがあることは、親として一番です。
また、もう一つの理由としては、学びに関して心理学の面からみて内的動機付けのほうが外的動機付けの働きより自発的な学びを促すため、ピグマキッズくらぶなら、勉強したからといって余計な動機付けのための報酬を与えることがないです。
ピグマキッズくらぶのオリジナルキャラクター「ロイ」と「メイ」を気に入ってる我が子にとって、シールだけで十分な感じです!
そして、おまけにサピックス内部生向けの進学情報誌さぴあ最新号が毎月通信教材と一緒に届くので、中学受験の情報収集に役に立ちそうです。
一方で、ピグマキッズくらぶのデメリットとしては教材は国語と算数しかないこと、通信コースは4年生*までといった点です。
つまり、ピグマキッズくらぶはあくまでも小学校低中学年における中学受験勉強の入り口にすぎず、中学受験の全科目をカバーができず、高学年にあがると、サピックスへの通学が必要なカリキュラム設計になっていると見受けます。
*2022年12月2時点ピグマキッズくらぶの公式HPは通信コースは4年生までと表記しているが、試し教材の中にあった紹介冊子では3年生と記載あり。
【中学受験に備えた小学校通信教材②】Z会
我が家にとっての中学受験に備えた小学校通信教材ベスト2は、Z会の通信教育です。
Z会 小学生向け講座では、小学校1~2年生までは中学受験か否か、受講生全員同じコース(小学生コース or 小学生タブレットコース)を受講することになりますが、小学校3~6年生には難関国私立中学合格のための「中学校受験コース」が用意されています。
我が家にとって、Z会の通信教育は中学受験に備えた小学校通信教材ベスト2と絞った一番の理由としては、家庭の事情に合わせて様々なコース選択肢ができるという点です。
1~2年生は全科目のセット受講になっているため、選択できるところは紙かタブレットで学ぶところだけですが、3年生のコースになると選択肢が一気に広がります。
例えば、3~6年生の小学生コース(紙ベースの学習)は、本科でも専科でも1教科から受講可能となります。
また、効率中高一貫校のみの受験でしたら、3年生以降は小学生コースもしくは小学校タブレットコースで十分である一方、難関国私立中学に受験する場合は、中学受験コースを選択できます。
ちなみに、Z会の3年生からスタートする中学受験コース(トータル指導プランと要点集中プランも)では、映像授業のコンテンツが見れるという特徴があります。
学校での学びが不足する分、映像授業でカバーできるため、中学受験に心強いですよね。
全科目カバーする受験に強いカリキュラムで6年生までの受講プランが充実している点はZ会の通信教育のメリットと思います。
一方、デメリットとしては多様な選択肢があるゆえに受講会費がやや細かく複雑で親として理解するのに時間がかかります。
イメージとしては、進級とともに費用が高くなり、また、あたりまえですが、中学受験コースを利用する場合は小学生コースもしくは小学生タブレットコースより費用が高いです。
【中学受験に備えた小学校通信教材③】進研ゼミ
我が家にとっての中学受験に備えた小学校通信教材ベスト3は、ベネッセの進研ゼミです。
ベネッセというと、おもちゃが多く、子供の食いつきが良い【こどもちゃれんじ】ですよね。。
こどもちゃれんじの延長として、進研ゼミ小学校講座を検討しました。
【進研ゼミ小学講座】のコースは、チャレンジ(紙ベース学習) or チャレンジタッチ(タブレットベース学習)となっています。
我が家は紙ベースで学ぶ派ですので、紙ベースのチャレンジで見ていくと、やはりこどもちゃれんじと同じ付録や付属教具が多い点が特徴です。
チャレンジの毎月の教材は、
・メインテキストのチャレンジ・英語/中学校準備号(6年)
・赤ペン先生のもんだい/オンラインライブ授業・オンラインライブ授業(6年)
・わくわくサイエンスブック(1~2年)/わくわく発見ブック(3~4年)/未来発見BOOK(5年)
・保護者通信
などの以外に、時期に合わせてその他教材や教具が届きます。
附属教材や教具はこどもちゃれんじのおもちゃの延長戦上のようなもので、教育性質がさらに加えたものですので、子供が喜びながら勉強に役に立ちそうですよね。
進研ゼミ小学校講座の中学受験オプションに関しては、2つのプランがあります。
・①4年生からの私立・国立中学校受験対応オプション「考える・プラス 中学受験講座」
・②5年生からの公立中高一貫校受験対応オプション「考える力・プラス講座5・6年生」
いずれも、毎月に届く教材は、
・授業テキスト
・演習ワーク
・添削問題
・映像授業
など、です。
【進研ゼミ小学講座】の中学受験オプションは全科目のセット(1教科のみ受講不可)ですが、本コースの受講がなくても、「考える・プラス 中学受験講座」もしくは「考える力・プラス講座5・6年生」のみ受講が可能となっています。しかもコースの受講費がかなり手頃な価格設定となっていて、親のお財布にやさしいです。
進研ゼミ小学講座の本コースのデメリットとして、子供のやる気を出すための仕掛け・ご褒美がやや多いため、それに慣れると外的動機付けがなければ勉強が続くかという懸念があると思いますが、中学受験対策に特化した「考える・プラス 中学受験講座」もしくは「考える力・プラス講座5・6年生」の教材はシンプルで動機付けの面からみた懸念がないです。我が家は後者だけの利用を検討しています。
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