「子どもがフォニックスの基本音を覚えたように思うけど、ブレンディングの始め方が分からない」
「単語カードを見せながらブレンディングを教えているけど、子どもがなかなか興味を示さない」
「フォニックスの基本音が覚えたところで、子どもの進歩をなかなか見られていない」
おうちフォニックスを実践しているなかで、上記のような悩みがありませんか?
フォニックスの基本音を慣れて、ブレンディングに進めるには、子どもにとっては少しハードルがあると思います。
なぜなら、ブレンディング(blending)は、これまで耳で聞いて覚えた音を、目で見る文字とリンクしながら、口から音を発すという一連の複雑な処理が必要です。いわば、インプット中心からアウトプット重視のプロセスに切り替わる初めの一歩です。
大人でも、インプットと比べて、アウトプットのほうがハードルが高いと感じる方が多いではないでしょうか。なので、子どもがなかなかブレンディングに関して顕著な進歩がないときに、焦る必要がありません。少し工夫して子供を見守ってあげることが良いかと思います。
【フォニックス×クラフト】楽しくブレンディングを身に付けるための掟
フォニックスの基本音に慣れたところで、子どもにとって少しハードルが高いブblending(レンディング)をうまく移行するためにどのようにすれば良いでしょうか。
子どもに楽しくブレンディングを身に付けるために、大人は「遊びながらフォニックスを学ぶ」という初心を忘れてはいけません。
遊びながら楽しく学ぶ!
そうです。親としては、決して子供の「できない」に着目してはいけません。
マイナスを「プラス」に捉え直すために、大原則の遊びながら楽しく学ぶを根幹にして、
大人は、
①子供が大好きな遊びを応用して、
②子供が間違ってても、前向きに挑戦していける環境を作って、
③遠くにあるゴールを子ともがイメージできるように手助けをする
ということが役目で、子どもの能力を引き出すために楽しい仕掛けを行うべきだと思います。
上記①~③を我が家に実際に当てはめると、このような感じになります。
・3歳の子供が大好きなクラフトの時間を活用して(①)
・たとえ子供が紙を綺麗に切って綺麗に貼ることが完璧にできなくても、アルファベットを綺麗に書けなくても(②)
・子ども自身がフォニックスの音を出して、ブレンディングができるようになるというゴール(③)
を私自身の頭の隅におき、意識的に工作の時間にブレンディング練習のアクティビティを取り入れています。
子供とどのようにしたら単語の読み取りができるようになるのかを話しながら、幼児でも馴染みやすいCVC単語を中心にフォニックスゲームを一緒に作っています。
毎日の積み重ねが一生になる!
我が家では楽しいフォニックス×クラフトの時間が親子の財産だと思っています。
【フォニックス×クラフト】我が家の自作フォニックスゲーム3選
我が3歳の子がクラフトが大好きなので、我が家のblending(ブレンディング)の練習にはフォニックス×クラフトのアプローチをとっています。
クラフトを通じて子どもの創造力と集中力を育て、ブレンディングを上達していくので、一石二鳥ですよね。
子どもと一緒にクラフトをする際に、綺麗さを求めると大変だと思いますので、我が家では楽しさが最優先で、綺麗さはそこまで求めていないです。
子どもと作ったフォニックスゲームで、長く遊べているもの中から3つをご紹介したいと思います。
(A)は割ビンを使って、それぞれのフォニックスの音を回しながらCVCワードを練習するゲームです。試しに1つ作ったら、子どもが次から次へと計3セットも作っていました。
(B)は子どものクラフトで大人気のサイコロを応用した、フォニックスサイコロです。サイコロを横並びしても、高く積んでも良いので、子どもが夢中に遊べます。
~2021/10/24追記~
我が家で使ったフォニックスサイコロをERDEKids(イアードキッズ)サイトで公開することにしました。オリジナル単語カードも作成しましたので、無料ダウンロードいただけますので、よろしければ合わせて使ってみてください。
(C)はしかけ絵本の概念を応用した、音節が多い単語のブレンディング練習用のゲームです。音節の数が同じ単語を複数用意する必要があること、1つのゲームで練習できる単語数は限られている点はややA、Bより効率が良くないかもしれません。
☆彡自作フォニックスゲームを作るにあたって必要なもの:
色画用紙
プリンタ用紙(厚紙)
割ピン
コンパス
☆彡自作フォニックスゲームで、どのような単語を使えば良いかが分からないときは
Children Dictionaryを参考にしてみてください
Jolly Dictionary
Oxford First Rhyming Dictionary
《参考》おすすめおうち英語教材
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