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【3歳~】幼児のフォニックス(Phonics)の教え方

おうちフォニックス_自宅でのフォニックス学習法 おうちPhonics

今般の情勢で子供と自宅にいる時間が増えていませんか。
外出がまだまだ油断できない状況のなかで、

自宅でいながらも、子どもの習いごと(英語・フォニックス)を充実させたい
フォニックスを子供に教えたいけど、どこから始めたら良いかが分からない
子供が小さいうちに英語脳を育てたいけど、家でできる効率的な方法がわからない
英語に自信がないけど、自分で子供を教えてても負の影響が出ない方法を知りたい

などのお悩みをお持ちではないでしょう?

我が家は2020年4月からコロナの感染が心配で英語や知育教室など子どもの習い事をすべて中断しました。家でできる取り組みをコストと効果を意識しながらいろいろと試してきて、小さい子どもに負担をかけないフォニックスの教え方を研鑽してきました。

本記事は、我が家の3歳の子どもが約1か月半という短い期間でフォニックスの音と文字(アルファベット)の形を覚え、聞いた音の文字を書けるようになったプロセスをStep by Stepでまとめた内容です。

ぜひお子さんの発達や学び状況に合わせて実施・アレンジしてみてください。

幼児のフォニックス学びのロードマップ

我が家が実施しているフォニックス学びのロードマップは以下になります。

幼児のフォニックス学びロードマップ

本記事では、幼児のフォニックス学びにおける「入門*」の取り組みを念頭に関して記載しています。
(*入門:幼児のフォニックス学びロードマップの、「英語に対する感度を高める」フェーズから「ブレンディングを学び始める」というところまでです)

入門よりさらに少し踏み込んだおうちフォニックスの進め方については関連記事↓↓をご覧ください。
(幼児のフォニックス学びロードマップの、「フォニックスの基本音を読める」フェーズから「Tricky Words、Alternativesを読める」フェーズまでのおうち取り組むを記載しています)

【幼児のフォニックスの教え方 Step1】Jolly Musicを触れよう!

Jolly Musicとは何か?

Jolly Music Big Book (Beginners level)
Jolly Music Big Book (Beginners level)

Jolly Musicはイギリスで子供たちに歌うことを通じて音楽のスキルを磨いていくために作られたJolly Learning社の教材です。

Jolly Musicはハンガリーの音楽教育者コダーイ・コダーイ(Kodály Zoltán)の理念「音楽をすべての人のもの」を基本理念とし、子供が無理なく徐々に音楽スキルを伸ばしていけるように工夫されています。

「Jolly Musicの対象年齢は何歳?」、と気になる方もいらっしゃるかと思いますが、Jolly Learning社によると、Jolly Musicの適用年齢は4~7歳です。

Jolly Musicは難易度によって、Beginners’ Level(Age 4-7)、Level1(Age 5-8)、Level2(Age 6-9)、Level3(Age 7-10)、Level4(Age 8-11)と5段階のレベル分けをされています(2020年8月9日時点)。

レベル分けと聞くと堅苦しく感じられるかもしれませんが、実はJolly Musicの場合はそうでもないです。

なぜなら、Jolly Musicは「子供に負担をかけない」という大前提で開発された教材だからです。

Jolly Musicの特徴
  • 子供が無理なく発せる狭い音程しか利用しない
  • レベルが上がっても、前のレベルの教材で出てきた内容を復習しながら新たな取り組みを入れる

具体例を挙げますと、Beginners’ Levelで最初に触れる「see-saw」という歌があります。
(Jolly Music公式サイトからサンプルを聴けます)

Jolly Learing社のサンプルにあったように、see-sawは2音程しか使っていないです。
アクション付きで、幼児でもすぐ覚えて口から歌えるように工夫されていることはわかりますよね。

そして、レベル1に進めていくと、アクションも歌詞も変わらないが、see-sawの曲が8 音程に変わっていきます。子供が慣れているものに少し変化を入れて徐々にレベルアップしていくことはJolly Musicの大きな特徴であり、小さい子供でも短期間でたくさんの曲を習得できる要因です。

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なぜフォニックスを学ぶ前に先にJolly Musicを子供に教えるのか?

英語やフォニックスの学習に先立ってJolly Musicを学ぶ理由について詳しくご説明しますね。

英語やフォニックスの学習にまずJolly Musicを触れさせる理由
  • イギリスの文化を触れながら英語をもっと自然なプロセスで習得できる
  • どんな学習においても必要な集中力が身に付けられる
  • 自己表現力や創造力を養える

【英語やフォニックスの学習にまずJolly Musicを触れさせる理由①】Jolly Musicを通じてイギリスの文化を触れながら英語をもっと自然なプロセスで習得できる

では、まず、ここで質問です。
なぜ小さい子供に英語やフォニックスを学ばせるでしょうか?

小さい頃から子供に国際で通用する英語を学ばせる親の理由や動機は様々だと思いますが、ご自身がなぜ小さい頃からお子さんに英語やフォニックスを学べる機会を与えたいかを振り返って頂きたいです。

我が家は、英語も日本語と中国語と同じようにを自由に操れ、いろいろな可能性を広げてほしいという思いから、子供が生まれてから英語絵本や英語童謡、英語が出る玩具などを英語を親しむ環境を整えました。そして、1歳4か月頃から英語教室レッスンに通い始め、1対1の家庭教師(英語教室の先生に家に来てもらって遊びながらも1対1でレッスンを受ける)も経験しました。

しかし、どこかで、英語の習得プロセスが不自然で、子供に負担をかけるように感じていました

例えば、朝ごはんが出来上がったときに、あなたはどのように子供に声を掛けますでしょうか?

「さあ、朝ごはんを食べるよう!」「朝ごはんの時間だよ」など気軽にに声を掛けますよね。【A】

でも、子供に「breakfast」を教えるときはどう教えますか?
「朝ごはんの英語はbreakfastだよ」と、教える方が多くいらっしゃると思います【B】

上述の【A】と【B】の違いはお分かりでしょうか。
そうです、母国語を習得する際には、わざわざ単語を教えない時は多いです。たくさんの会話を通じて子供が自然に身近な単語を身に付けて、自分で文を組み立てれるようになります

しかし、一方で第二言語を習得する際に、単語や文法から入るアプローチをとる方が多いです。日常生活の中でなかなか使わない外国語を学ぶため仕方がない部分がありますが、下手すると単語や文法から入るアプローチはかえって子供の苦手意識を育ってしまう可能性があります。

我が子も2歳の時に家に来てくれた英語の先生に何度か「This is a ○○. Please repeat after me. 」としつこく言われ、結局子供がどこかに走っていてしまったり、ぐずったりした経験がありました。

つまり、意図的な英語の教え方をすると、子供の興味を引くところか、反発になってかえって興味をなくしてしまう可能性があり、その場面をたくさん目にした私は、子供の英語学習のプロセスに違和感を覚えました。

前書きが長くなりましたが、英語やフォニックスの学習にまずJolly Musicを触れさせる1つ目の理由に戻ると、Jolly Musicの簡単な歌やライムの中で、英語の音声学的な要素もたくさん含まれています

英語教室でなかなか教えられないlinkやweak formなどの要素がたくさん含まれているJolly Musicの歌やライムをアクション付きで遊び感覚で学ぶことで、子供がストレスなく自然に綺麗な英語のリズムを身に付けられます

また、Jolly Musicの歌やライムの中で、幼児英語でよく出てくる単語はもとより、イギリスの文化を反映した単語も多く含まれています

例えば、hob や cobblerなどイギリスでは子供みんなが知っているけど、日本では辞書を調べないとわからない人が多いであろうと思われる単語です。

一つの歌やライムを通じて、イギリスの文化を学びながら、英語力、音楽の素養を高められるなんて一石三鳥ですよね!

【英語やフォニックスの学習にまずJolly Musicを触れさせる理由②】Jolly Musicを通じてどんな学習においても必要な集中力が身に付けられる

どんな学習においても必要な集中力が身に付けられる

目標達成に向かって一番重要な能力は何でしょうか?

スポーツ選手などを見ればわかるように、スキルがもとより、目標達成に一番重要なのは集中力です。

幼少期の子供の集中力は年齢+1分しか持たないと言われています。
どうやって子供の集中力を高めるかを悩まれる方も多くいらっしゃると思います。

Jolly Musicでは五感を使った歌やライムが多いです。
つまり、Jolly Musicの学びは、歌やライムにある英語の詞と音程を耳からしっかりと聞き取り、指導者が示すアクションを目から見て同じ動きを体全体を使ってマネするという大変労力をかかる学びです。

では、なぜ多くの子供たちが割と短時間でJolly Musicの歌やライムを習得できてしまうのでしょうか。

考えられる要因は、まず、Jolly Musicの教材の中では子供の興味を引くコンテンツが多く含まれていることです。そして、Jolly Musicの徐々に難度を高めていくアプローチが子供の達成感や自信に繋がります。興味と達成感が相まって、子供が労力がかかる学習でも没頭して集中して取り組めるようになります。

Jolly Musicを通じて、一つのことを楽しく学ぶプロセスを積み重ねながら集中力を磨ていくという効果は子供の英語やフォニックス、そして小学校以降の学習においても大いに役割を果たしてくれますので、小さい頃からJolly Musicを触れることをおすすめします。

【英語やフォニックスの学習にまずJolly Musicを触れさせる理由③】Jolly Musicを通じて自己表現力や創造力を養える

Jolly Musicの特徴の一つとして、教室の中に周りの子供たちを巻き込んで歌やライムを通じたアクティブティを行うことが良くあります。

家庭でJolly Musicの教材を使う場合は、なかなか大人数でアクティブティを行えない難点はありますが、大人数にしろ小人数にしろ、覚えた歌やライムをみんなの前で声を出して身振り手振りをすることは子供の表現力に繋がります

また、Jolly Musicの音程やリズムは子供が無理なく覚えられるためか、子供自身が替え歌をしやすいです。我が3歳の子供が急にCatをDogに変えたり、SausageをCarrotに変えたりしていました。驚きましたが、替え歌を自ら歌うということは創造力が引き出された最もの証だと言えるでしょう。

おうちでJolly Musicを取り入れた遊び方

我が家でJolly Musicを取り入れる遊び方の例をあげてみますと、下記のようなアイディアがあります:

  • Jolly Musicの歌やライムをOn-Demandで歌ってみる
  • 替え歌を作ってみる
  • 歌やライムに出てきた詞をもとにストーリーを作ってみる など

詳細については後日別の記事で記載したいと思います。

Jolly Musicをおうちで体験してみたい方は、CD付のJolly Music : The Music Handbook(Beginners)Jolly Music : The Music Handbook(level1)を試してみてください。
フォニックス学びの入り口としては、Beginnersだけでも十分かと思います。
※Jolly Music Handbookの内容はすべて英語で書かれています。


以上は、おうちでの幼児向けフォニックス教え方Step1の内容でした。続いて、Step2で幼児のフォニックス基礎を養うためのおうちでの教え方についてご説明します。いよいよと、本格的にフォニックスを学ぶステップに入ります。

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